諦める力で人生を再生してみる

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元陸上400mハードルのメダリスト、為末大選手の著書「諦める力」からの一部の書評からその考え方からくる「好きな事と仕事」への取組みについて。

人生は不平等であり、誰しも成功を収める事は出来ないという事実を見つめつつも、自分の勝てる土俵を見極める力こそ「諦める力」とも受け取ることが出来ます。

好きな事とそれを仕事へすることを考えてみます。

夢や目標以外の道へ、自分をドライに分析し勝ち進む

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夢や希望も大事だけど、いつしか自分の力の限界を見る事が来るという経験は多かれ少なかれ、経験がある人は多いでしょう。

好きな事をするには、その目指す位置によっては持って生まれた才能や能力が必要となることが多々あり、いつしか努力するだけではどうにもならない限界が見えてきます。

著書には自分の能力を把握すること、これから目指す高みに向けて自分はどれほど通用するのかという、冷静に見つめ直す事の必要性を説きます。

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誰しも、自分を冷静に分析する事って簡単に出来る事ではないですが、そこであえて見つめ直すことで、自分が勝てる場所・より適している場所が見えてくるともあります。

確かに考えてみれば、ワタシも勝てる土俵を考える事は、無意識で行ってきたふしはあったりで。

そう、前述の通り自分のやってきた仕事(分野)で限界を感じたこと、自分の気持ちの中で整理が付き「ここまでだな」と感じた時、全く違うフィールドへ飛び出した経験がありました。

その時に、スッと次へ動けるか否かが、ある種の人生のターニングポイントと言えるのです。

諦めるとは=自分を見極める力でもある

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諦めるという言葉を聞くと、マイナスないわば悲観的な言葉としてとらえがちです。

しかし、前向きに諦めるという方向転換もあって良いと思います。誰しも自分には限界値というものが存在するので、どんなに頑張っても努力は報われるとは限りません。

著者の為末さんのようなアスリートの世界は、勝負の世界でありその力の差を感じる場面というのは、相当鮮明なものがあると思います。

一般社会におけるワタシたちの暮らしの中でも、そういった場面をイヤでも痛感する事態は起き得るのです。

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生きるべき道は必ずしも一本だけではなく、終着駅へ向けての道は無数にあるはずで、その無数の道を見出してその時々に応じて選び抜く力こそ、諦める力に通じるのではないでしょうか。

もし、「諦める」という言葉にどうしても違和感が拭い去れないならば、自身を「見極める力」と置き換えても遜色はありません。そこから進むべき道は人それぞれでしょう。

狭き門だけど目指すべき職業に就く事、自分が納得した上でトコトン目指すべきではあるが、必ずしも目標が叶うわけではない、というリスクを承知した上で進むべきであれば、迷いは必然と晴れるのではないでしょうか。

後記・誰しも自分をそこまでドライに見れるか?

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この本を読んで、為末さんは常に厳しい勝負の世界で生き抜いて来た事もあり、自分自身をどうしてそこまでドライに分析する事が出来るのだろうか、と思った事が一番の印象に残る感想です。

おそらく、ワタシはそこまで冷静に的確にかつドライに自己分析する事は出来ない気がしました。

それが出来たからこそ、世界の舞台で活躍できたという、いわば血のにじむ努力と為末さんの頭脳プレーの結晶とも言えると思います。

じゃあ、自分に置き換えてどうこの分析する力を取り入れようか、ということですね。

目標に突き進む事のリスクをよく承知した上で、納得いく所までトライする、というのが一番腑に落ちました。

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誰の人生でもない、自分の人生ですからね。いくら冷静に自分の土俵を分析しても、自分自身が納得してないんじゃ、前に進むも何もない。

それでも「やる」という気概があるなら、迷わず行くべきです。行かない限り「隣の芝はいつまでも青いまま」なのですからな。

PS
本当に青いかもしらんし、赤いかもしらんし、行ってみなきゃわからん。