1時間で読めて10年役立つの帯は伊達じゃなかった


書店でふと目に止まった一冊だった。昨今、米メジャーリーグでも二刀流の活躍で目覚ましい・大谷翔平選手の愛読書という大きな帯がキッカケで手に取ってしまった。

久々に翻訳された本を読んだが、日本人にはない発想だな、という感じでとても面白かったです。でも、伝えたい本質は古今東西・世界どこでも一緒だな、と唸られる本でした。

そんな所から大まかに感想を書き記します、あくまで独断と偏見まみれはご愛嬌でお願い致します。

2匹のネズミと2人の小人が繰り広げる対照的な人生訓


ごく大まかに言うと、大きな「迷路」に住んでいる2匹のネズミ(スニッフとスカリー)と2匹の小人(ヘムとホー)がエサであり宝でもあるチーズの山を追い求める物語。

登場人物のネーミングも海外書らしく、日本人が考えるような名前でない所がまたかわいらしい(余談)。

スニッフ・スカリーはシンプルな思考で、物事を複雑に考えない為に非常に行動が早く、2人の小人は私たち人間と全く同じで、色んな事を考え知恵を出し慎重に動くという対照的なコンビ。

ある時、2匹と2人は大量のチーズの山をタイミングこそ違えど、それぞれたどり着く。

一時期は、大量のチーズにありつけ大変な満足を得るが、宝の山とてチーズは食べていればいつかは消える、そして刻一刻と古くなる。そんな所から、2組は対照的な行動に出る。

ネズミのスニッフとスカリーは、極めてシンプル志向なので、「ダメなら次へいこう、また新しいチーズを探そう・見つけよう」大変だけどすぐに動き出すことが出来た。

一方、小人である2人はチーズを探すことがいかに大変であるか、こんな巨大な迷路の中から簡単に探し出す事など出来るのか、もうこんな宝の山はどこにもないだろう、そんな思い込みからなかなか次へ動けなくなっていた。

あら、私たちの事と相当被りませんか?(汗

変化は起きる・そして予期せよ


自分の日常見ても、変化にすんなり対応できるってすごい事だと思いませんか?

どーも、私たちは良くも悪くも余計な知恵を働かせてしまうので、必ずしも良いように働いてくれない場合が多々あるなと共感します。

小人のようにもう、そうそうにそんな宝の山・チーズとは出会えないだろう、出会えたとしてもどれだけまた見つけ出すのは大変な事だろうか、そんな事を考えてるうちに動けなくなることありませんか?

2匹のようにシンプルイズベストきれいキッパリ割り切って「次へ進む」事への大切さが、対照的になる事でよく分かります。

いくらその場でたたずんでいても、ダメなものはダメ、ないものは無い。その真理に私たちは気が付かなければなりません。

いや、分かってはいるけど雑念からの呪縛が自分を動けなくしてしまってるのです。完全に人間によくあるある状態です。

変わろう・そしてその変化を楽しもう


動く事、変わる事を面倒に感じたり恐れていてはいけないという教訓。宝の山のチーズとて、食べ続けていれば当然無くなる、そして古くなり味も落ちてくる。

だからこそ、私たちも変化を恐れず、その変化を楽しむべきだとこの物語は説いています。

なんとなーく、お分かりの方はいるでしょうが、この宝の山であるチーズとは私たちの求めるものである「仕事・家庭・財産・健康・精神的な安定」と例えています。

そして彼らの住処でもある迷路とは、チーズを追い求める場所で「会社・家庭・はたまた一般社会そのもの」である、と置き換えた物語です。

そう、世の中は常に動きそして変わる、その変化にいかに私たちは対応していく事が大事だよ、っていう事を説いてくれています。

その答えは「シンプルイズベスト」スニッフとスカリーのようにダメならまた次へ行こう、そしてその変化を楽しもうではないか、人生は一度きりだ!というように、ワタシは感じました。

まとめ


ほんと大まかでしたけど、チーズとは私らが日頃から追い求めているようなものの事だったのですね。

小人と同じように、一度同じ安住の地を見つけたら、人って満足して死守しようとします。

神社ミッションの記事じゃないですけど、もっとワタシらは欲求とか不満だとかの縛りから、解放されるべきなんでしょうね。

良いもの、悪いもの、手放すことが出来る人はやはり強いという事を痛感させられる本でした。

どんな状況であれ、それを楽しもうという発想も忘れてしまいがちですね、どうも悪い方へ悪い方へ考えてしまいます。

大谷君の帯で衝動買いを何故かしてしまいましたが、その大谷君もこの本を読んで、メジャーへの移籍を決断したのかもしれません。

そう考えると、すごく大きな一冊だとそういった意味でも感じさせてくれました。(驚き)

人生はシンプルイズベスト、身軽になろう。