朝夕のラッシュ時に起こり得るイライラのぶつかり合い


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00010008-chibatopi-l12
↑「運転手「お前なんか降りろ」 千葉中央バス、乗客に暴言」

またもYahoo!ヘッドラインの記事なのですが、このようなニュースを見かける。

元バス乗務員としては、この手のニュースを見かけると自分がやっていた頃を思い起こすが、状況が想像できるゆえにこの問題はよく分かる。

詳細によれば、18時56分発の千葉駅発~の千葉営業所行きの路線で発生した出来事のようで、始発点である駅発を5分遅れでという状況は確かに焦る。

基本的に、運行ダイヤはゆとりをもって作られてはいるが、時間帯や交通状況によっては駅での折り返し時間が短かったり、厳しい運行ダイヤ自体は確かに存在する。

運転士の立場で言うと、始発ののっけから5分遅れるというのは、自分より後に発車する次のバスの時間に食い込む可能性もあり非常に焦りは感じやすい場面。

そういった時ほどミスが起こりやすい状況なので一挙一動の冷静さを保つことがより一層求められ、とにかく焦りは厳禁だ。

千葉駅での折り返しをいち早く行いたかった、というのがこの暴言へとも繋がった可能性がある、運転士もストレスで極限に近い状態だったのでは?と推測される。

交通機関の運転士は特に我慢が求められる

ダイヤに遅れる、思ったように運行できない事からストレスの極限状態で、追い打ちとしてお客からの一言で「爆発」してしまった、というのが事件の元と言えるだろう。

記事にある「車外通話」とは、運転士がマイクのスイッチを車外に切り替え、外に向かって話をした状況の事で、バスが発車間近の案内の時に「恐れ入りますが、次のバスへご乗車ください」とアナウンスした事などを指す。

ドル箱路線だと、始発の駅を5分遅れで出発するとかなりお客さん居ていきなりフル定員乗車になったりする事もある。

次発のバスが後ろに控えていたから、運転士も焦ってとにかく駅を出たかったのだろう、これは非常によく分かる。

しかし、お客さんからすれば一つでも前の車両に乗りたくなるのは、電車もバスも一緒だ。

「なんでドア閉めたんだ!(怒」と頭ごなしに言われて、思うように運行出来ず、極限に近かったイライラが爆発して暴言に繋がってしまった、という状況が想像される。

思うようにしようとするほど、人生は苦しくなる!?

「思うように」って所がこの仕事の最大のミソとも言うべき点だ。時間帯により道路の混雑の仕方なども当然頭に入ってるから、ある程度は計算が出来てくる。

だからこそ、思うように運行できないと余計にイライラするという原理はある。

こういった運転士に求められる資質って、どんな状況でもイライラしないで確実な運行をこなす事が出来る人の方が、実は適性が高いと言えるのだ。

技術職だけに安全や高い運転技術が求められると思いがちだが、同時に自身の内面・性格的な場面も運転に出てしまいがちなので、適性診断に自分の性格の事を分析するワークがあるのは非常に納得が出来る。

人生でも自動車の運転でも焦ってイライラして走っても、何も良い事ないし周りも見えなくなるし本当に危険なのだ。

バスの場合、一挙一動を忙しくすると、このような状況でお客さんが居るのに慌てて扉を閉めてしまって、お客さんを挟んでしまった!となれば、それはもう事故になる。

まして、今回のように慌てて乗車しようとする人は、車両の直前を横切ったりもするので、確認を疎かにして発車すると、どうなるか?は容易に想像できるだろう。

電車の駆け込み乗車は危険です!のアナウンスと全く同じ原理なのだ。

まとめ


人生も電車・バスの運行と同様に、見えないダイヤが存在したとしてもワタシらは思うようには走れない。

思うように走ろうとするから、人生は苦しい・思うようにいかない、ともがいてしまうのかもしれない。

30年以上バスの運転士をしていた指導員は、絶対に焦る動作を見せなかったので、それは人生にも通じる所があるのだ。

焦っても仕方なし、最後はなるようになれ精神で望むのがベストではなかろうか、と真理は分からないながらも勝手に結論つけます、ハイ。

とにかく焦ってもいい事は無いよと、小一時間語りたい。