あるある難題「急ぎ目で!」は限りなく飛ばせの意


ちょうどタイムリーに、今日の朝の女性のお客さんとのやり取り。

ご乗車されて数分後、最寄り駅に向かい走っていると突然「急ぎ目でお願いします!」との一声頂く。

朝の7時台~8時くらいのお客さんに比較的見られるやり取りで、ワタシども乗務員(運転士)は、急いでくれ!って言われた場合どのように対応するか。

一つは本当に本気で飛ばし始める運転士、もう一つは二つ返事はするものの実際には「飛ばすフリ」をする運転士がいる。

基本的に、タクシーにご乗車頂いたからには、安全かつ迅速は交通機関の鉄則であるのでそこには徹して走ります。

お金で時間を買ってるんだからわざわざ高い金払ってタクシー乗ってんだ!って言われる方もいらっしゃる。

しかし、ワタシ共も人命を預かる以上、言われたままに無茶な事は出来ないし、正直に言えばそれを続けてたら、月間5000㎞近く走る事を考えれば免許証は何枚あっても足りたもんじゃない。

運転免許証はポイントカードではない。交通違反の累積点は間違っても貯めてはいけないもの。

しかし無理難題は日常的に起こり得ている、じゃあどうするよ?

お客様に有無を言わせない「魅せ方」こそ奥義だ!


本気(ガチ)で街中や路地を問答無用にぶっ飛ばして走ってたら、免許証だけでなく自分の命ですらいくつあっても足らない。

そういう時こそ「急ぐフリ」を多様し、発信・停止は演出でやや荒めのアクセルワークでいきます。

不快にならない程度に「ガクッ」と軽くくる位だろうか、発信もこれまた若干後ろに引っ張られる程度に「出足」だけ早めにします。

走行中は、運転姿勢をやや前のめり気味、こちらも少し前傾姿勢っぽく運転姿勢を取る。

あくまで、このシフトを使うのは殺気立ってるお客様や、イラ立ちが表面に出てしまってる場合に限って行います。

新人の頃、お客さんに急げ・飛ばせ!と無茶を言われたら下手に断るより「急ぐフリをしろ」という指導を受ける。

それを改良し、もちろんのこと安全マージンを十分に確保した上で「急ぐ魅せ方(ふり)」は自分流に実践している。

止まる所は確実に止まる(一時停止や視界の悪い路地など)、出せる部分では「いくらか」速度を上げる程度。

魅せ方と言ってもメリハリをつけることで、急げ急げ!の危険なお客さんを少しけん制する。

その成果?もあるのか、そこまで怒られるようなケースはワタシはそれ以後は受けた事がないので、演出は非常に大事である。

間違っても「あと5分早くご自宅を出られたら良かったですね~」と言ってはいけない。

でも、心では思ってます。(・ω<) テヘペロ

会社などで「魅せ方」方は使いよう・ケースを見極めよ


仕事したフリをしろ、勉強したように魅せつけろという表面をなぞるような話ではない。

実際に友人やお客さんから聞く話でも、会社組織だとハッキリと出来ないものは出来ない!と言わないと、どこまでも仕事を延々と押し付けられてしまうのだという。

一番の懸念は、会社の期待に応えられる人は良いが、そうではない人もいるということ。

その人が、しっかり出来ないものは出来ない、無理だ!NOをハッキリと示せるかに掛かっている。

重要なプロジェクトに魅せるだけの対応では、完全に企画丸ごと焦がしてしまいかねないし、どれだけ会社に損失を与えてしまうかも分かったものではない。

「出来ない!」と言えない状況だったとしても、素直に助け船=SOSを出せる勇気と姿勢を持っておき、自分自身が組織に押し潰されないようにしなければならない。

身も心も健康も誰も守ってはくれない。

最後の防波堤は自分自身そのものなのだ。

まとめ


自分がやらねば「誰が」やる!やれる人はそれでいい。

自分がやらねば「誰か」やる。やれない人はそれがいい。

どっちも正解。

だからこそ、素直な内に秘めたる声を大きく出すべき。