タクシーにわざと遠回りされた!の真実とは?


未だに「意図的に(わざと)遠回りしていると思われてる」事が残念だったのでちょっと考えてみようと思いました。

まずはこちらの記事を参考にしてください。

話を要約すると、フィギュアスケートの浅田真央さんがテレビの放送で「タクシー運転手さんに遠回りされて約束の時間に間に合わなかった」とのこと。

品川から渋谷にあるNHKまで時間の余裕をもって30分みてタクシーに乗車したという。

日中の道路事情を考えると正直な所、30分で渋谷までは厳しいなという印象を受けました。

しかも遅れられない大事な予定だったようで、NHKの偉い人を待たせてしまったとか。

こういう場合、どういった対応をするのがベターかちょっと検証してみました。

東京はタクシー行政もしっかりしてる日本一厳しい地域


真央ちゃんは品川駅の港南口から乗ったと仮定しましょう。目の前は第一京浜(国道15号)となります。

最短経路で考えるなら、明治通りで渋谷を目指す方法がベターでしょう。

ですが、信号も多くそこまで日中は流れが良いとは言えないので、時間優先の急ぎ手段と言うならば、首都高を使って渋谷を目指す手段が考えられます。

山手通り「五反田」ランプから首都高・中央環状線に乗り「初台南」で降りて富ヶ谷からNHKへ。

これでも順調に流れていたとしても30分は掛かると思うので、時間設定に無理があったと思われます。

それか、電車の山手線で品川~渋谷は所要時間15分位で渋谷駅から神南にあるNHKまでタクシー使えば30分で間に合うような気もしましたが、そこは有名人だから在来線を使うのはためらいがあったのかな?とも推測されます。

未だにワザと遠回りする運転手がいると思われている事に何より残念さを感じたし、真央ちゃんは知名度も発言力もあるし、出来ればテレビであまり言って欲しくなかったな~というのが同業者としての率直な感想でした。

もちろん、100%ワザと遠回りする運転手はいない!という訳ではないけれど、今はそういった苦情にも厳しく管轄の行政が取り締まりを行っています。

もし今回のように心底納得がいかない場合はレシートの会社に直接抗議するか、タクシー行政の担当である「東京タクシーセンター」に直接問い合わせるのも一つの手段です。

ちなみに、乗車時のトラブル対応窓口はちゃんと存在していますのでご安心ください。

わざと遠回りされた否かのお客さんからの疑問点って未だに根深いのだなと感じましたし、実際にワザとそんな事をする方が乗務員としてのリスクも当たり前ながら高いのです。

悪質なケースは所属会社、ないしは担当行政から処分を受ける事だって珍しくないからです。

東京のタクシー行政はそれだけ厳しくしっかり管理されている地域なので、いたずらな遠回りは現代ではなかなか考えにくいのだけどなあ。

逐一・確認の徹底でお客さんをフォローせよ!


今回のケースの場合、ワタシが当該乗務員だったらどう対応するか考えてみました。

真央ちゃんはおそらく、遅れられない大事な予定があるので何とか30分で渋谷のNHKまでお願いします!と乗車時に申告したと思います。

ここで重要なのは、まずは確認を取る事が重要で「日中のこのお時間だと30分で渋谷までは厳しいかもしれません」と一言申し入れをする。

そこで携帯などで渋滞情報を調べるなり、大まかな所要時間の見込みをお知らせするのも一つの手段です。

あくまで、お客さんに「選ばんでもらう」事が大事で、乗務員の勝手な判断で話を進めない事も一つの重要なポイント。

記事を見る限り、おそらく当該乗務員は頑張って30分でNHKに着くよう走らせたのだろうけど、途中混雑などに遭遇し止む無く迂回経路を通ったと思われます。(あくまで推測ですが)

結果的に45分掛かり約束の時間に間に合わなかった。

先方の方などに「どんな所通ってきたの?」と聞かれた時に、迂回した部分も切り取られて話が進むと「それ、結構遠回りしてるよ」って話にはなりやすいのです。

迂回経路を進行する場合も、あくまで逐一お客さんに問い掛けをして「明治通りが大変混雑してるので、ちょっと抜け道通らせてもらって良いですか?」などひと言添えて進行する方がベターな対応と言えるでしょう。


お客さんに許可を取れば、少なくとも運転手が勝手に遠回りしたんだ!という話にはならないからです。

後は、発車する前に「正直厳しいです」と言って電車なり違う交通機関を提案する事も大切な事です。

ただし、頭ごなしに「無理だ」などと言うと「乗車拒否」の扱いにされてしまいかねませんので、言い回しには十分の注意が必要となります。

個人的な見解としては、ご要望ギリギリの時間設定の場合は無理して急ぎ飛ばすと、事故やトラブルのリスクが跳ね上がるので厳しい時は、素直に難しいですとお伝えする事も今回の場合はアリかと思いました。

まとめ


道を細かく把握している事も大事だけど、無理な時は無理だとちゃんとお伝えする。

進行する事になったら、迂回する場合はきちんと確認を取りながら進路を変える。

面倒なやり取りかもしれないけど、逐一確認の徹底をする事で自分の身を守る事にも繋がるので、くれぐれも勝手な判断は極力しない事が今回のようなケースでは望ましいと思われます。

タクシーのこういった密なやり取りをしなきゃいけない部分とは正直な所「伝言ゲーム」の要素をかなり占めていると思うのですね。

どうしたら、ちゃんと相手に伝わるか・理解してもらえるかという大事な要素も忘れてはならないのだな、と改めて実感させられる事例でした。