奪えば自分も奪われ、困ったときほど分け与え

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一見すると、禅問答のように感じるかもしれませんが、頑張って努力しているのに、すればするほどお金が溜まらない、という声が非常に多く聞かれます。頑張っているのに、お金が溜まらないのは一体なぜなのか、それどころか頑張るほどお金が流れ出て行く現象は何か?近江商人の言葉で「三方よし」という言葉があり、そこには売り手よし、買い手よし、世間よしというように三つの立場のそれぞれの人間がそれぞれに潤うというもので、一人で蓄財をしない事なのです。

先人に学ぶお金の使い道、困った時ほど使う

お金はある意味で、一極集中しやすく時として流れを自ら作り出します。その流れをダムのように一箇所に集中的に集めるだけではなくて、時として、その流れをあえて放出する=使う事で自身のお金の流れと世の中のお金の流れを良くするという役割を果たします。また近江の言葉に近いもので、古くからの習わしに人々が困った時には、家を増改築せよ、というものがあります。

家を増改築するには、様々な方面の職人を必要とし、左官、畳、宮大工、ふすま師など個々の職人の力がないと、家の増改築は上手くいかないのです。当時では多方面に雇用を生む事で、人々を飢饉から助けていたという習慣があり、近江の言葉と通じ、自分も家が綺麗になった、職人も仕事が入り賃金を得る事が出来た、それぞれの人がお金を手にし流通させることで、世間の景気回復をする為の手助けにもなった、という史実があるのです。

分け与えれば富は回る。金は天下の回りもの

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現代においても、世界の富豪を見てみると、上位10名程の大富豪は私たちからすると、全く想像の出来ない世界に住んでいると思わざるを得ない位にお金を持っています。一方で、福祉活動に勤しみ自分の蓄えた富を一層と世の中の為に寄付をしたり、基金を設立したりと一生懸命お金を回そうとしている富豪も居るのです。そんな富豪の真似などは到底出来なくとも、私たちも自分の為だけに使うのではなく、人の為にあえてお金を使う事で、あなた自身へのお金の回りをよくしていこうとする積み重ねが、やがてあなたにお金が回ってくる必然の流れと言えるでしょう。

いかに、自分の取り分を増やそうとする事に心血を注ぐのではなく、自分以外の人もいかに潤うかという事を考えて事業を興すなり、ビジネス全般含めて物事を進めていくと必然的に自分も相手も世間も富んで行く、すなわちお金も溜まるのです。