アルコール検出値0.58ミリグラムとはどんな数値か?

つい数日前に元モー娘。OGメンバーによる飲酒ひき逃げ事故のニュースが報道されました。

検挙された時に計ったアルコール検知器の数値は0.58ミリグラムも検出されたという内容です。

一概にこの検知器による0.58という数値がどういった値なのか、ピンと来ない方も多いかもしれません。

毎日同じような業務用のアルコール検知器を出庫時と帰庫時に吹いていますが、ちょっとやそっとでこの数値が出る訳ではありません。

お酒に強いと自負がある人ほど、実は濃度の高い数値が出てもある程度「ふつう」の状態のような感覚でいられるので、そこがある種の勘違いをうむ原因とも言えます。

考えられる範疇で「0.58」がどれくらいの数値なのか。

アルコールに強いという自負が慢心を引き起こす事実

大まかに言えばビール大瓶で3本くらいの飲酒量でこの数値と同等なアルコール濃度が検出されると言われています。

もちろん、人によってアルコールによる体質は違うので絶対的なものではありませんが、それくらい飲まないと検出されない目安という事です。

ちなみに、アルコールは0.15ミリグラム以上検出されれば酒気帯び運転と見なされるので、その4倍相当に当たる数値となると、ほとんどの人は完全な酩酊状態と言えると思います。

しかし、お酒に強い人だとマレにこのクラスの飲酒量でもまっすぐ歩けてしまったり、あまり日常と変わらないように活動出来てしまう人がいます。

とはいえ、確実に注意力は散漫になると言えるし安全確実な運転操作を行える、という条件には程遠い事は容易に推測出来ます。

それなのに「感覚的に」日常とさほど変わらず動けてしまう所を甘く見て運転してしまう、または「出来る・大丈夫だろう」という意識が芽生えてしまう所が最も危険なのです。

取り調べでは「午前0時あたりまで缶チューハイ3本くらい飲酒した」との供述はありますが、朝7時の段階で0.58ミリグラムも検出されるという事は、供述がそもそもウソなのか。

あるいは、覚えている段階での3本という供述なのか、朝方直前まで飲酒をしていたかなども考えられます。

いずれにせよ、よほどの数値が検出されたということに間違いはなく、よほど飲まないと出ない数値です。

万が一の際は、負傷者の救護義務こそが最優先だ!

今回は酒気帯び運転だけでなく、一番の問題となったひき逃げ運転の容疑もあります。

事故現場は山手通りの東中野駅前ということなので大通りに面する所であります。

クルマが駐車していて、すぐに車を止めることが出来なかったので人とぶつかってもそのまま行ってしまった、との供述でしたが・・・

何よりも、人や自転車などと接触してそのまま走り去るというのはあってはならないこと。

仮に供述通り、他の駐車車両によってすぐさま停車できなかったとしても、事の内容を考えれば山手通りの本線上にでも車を停車させ、ただちに「負傷者の救護義務」にあたることが運転者には一番求められます。

山手通りの特性を考えれば、路肩は十分にスペースがあるので駐車できなかったという事は考えにくいでしょう。

怖くなりとっさに走り去ってしまったか、飲酒の件があるので止まったら確実にヤバイと思ったのか、いずれにせよそのまま走り去るという行為はあり得ません。

飲酒に対する風当りは特に強いご時世ですが、やはり飲んだら乗るな、飲むなら乗るなに尽きるのではないでしょうか。

都内という場所柄、タクシーを使うなり運転代行を使うなり、いくらでもやりようがあったように思えてなりません。

まとめ

飲酒に慣れた人ほど、飲酒運転を甘く見る傾向が強い。くれぐれも自分の体調を過信しすぎないよう求められます。

飲んだら乗るな。