一流大卒がなぜ新卒でタクシー乗務員になるのか?

以前にも一度記事にした、大学・新卒者でそれも早稲田・慶応義塾というような名の知れた一流大学とされる所からなぜタクシー乗務員になるのか?という記事についてです。

個人的には、この記事についても非常に驚いたのはもちろんなのですが実際にどれくらいの学生がその後に退職したか?という事は常々気になっていました。

数カ月前の記事ではありますが、実際にその後を少し追いかけた記事がありましたので、そこから色々考えてみたいと思います。

一流大学の新卒者からなぜタクシー乗務員になる学生が増えているのか?色んな角度で考えてみます。

実は定着率も高い!若者が最も尊重してもらい事とは?

そもそも一流大学を出たからと言って名だたる企業や、官公庁に就職するというような発想が古いのかもしれません。

はたから見れば、そういう学校を出なければなかなか入れないような大企業に就職する人生の大きなチャンスとも言えるのに、なぜタクシー運転手なのか?という疑問は付きまといます。

「そんなんいつだって出来るじゃないか、何も新卒で入る事ないだろう」

そんな意見も親だけでなく、学校から友達からなどたくさんあったそうです、実際に。

タクシー乗務員(運転手)に対する、世の中の職業イメージというのが滅法悪いからというのが一番の理由ではないでしょうか。

小汚いオッサンの職業イメージだとか、職業の中の底辺で人生最後にやる仕事だと豪語する人もたくさんいます。

そんな世界に新卒でそれも高学歴の女性乗務員も数多く誕生しているというのは、非常に時代が変化してきた証拠でもあります。

先の記事でもあげた「km」マークこと国際自動車はその新卒者の獲得に特に長けており、学生の個を最大限に尊重する雇用スタイルが功を奏し、年々新卒者で乗務員採用は増加の一途である、というのはここまでの通り。

あくまで、国際自動車だけの数値ではあるが三年で離職する新卒者の割合はおよど三割を占めると言われるものの、同社での新卒者の退職者率はおよそ15%と思った以上に新卒の元学生たちが定着している事にワタシは非常に驚きました。

大学で学びたいこと、職業としてやりたい事は全く別だ!

確かに大学四年間で一千万円以上の学費を払ってタクシーの乗務員になります!と子供に言われたら、猛反対したり複雑な気持ちになる親の気持ちも分かります。

職業に偏見的なご家庭もあるかもしれないけど、何も新卒でやらなくてもいいだろう、というのは最もかもしれない。

かといって、早慶を出たからと言って新卒でタクシー乗務員になっちゃ行けないなんて決まりも言われもない。

早稲田や慶応で勉強したい事があった、けど職業としてやりたい事は別にあった、という解釈なのだと思います。

ワタシも自分でタクシー乗務員をしていて、最初この記事を読んだ時は「確かにもったいない」とも思ったけど、ご本人が望んでいるのであれば周りが勝手にもったいないと思っても、それは全く無意味な事なのである。

義務教育終了でも、二種免許と健康な身体があればこの仕事は出来るし確かにハードルは高くはない。

とはいえど、高学歴がやってはいけない職業だなんて事もあり得ません。

やるからには双方歩み寄って納得のいく落としどころでトライしてもらえると一番良いのではないでしょうか。

早慶卒だろうが東大卒(中には実際にいらっしゃいます)だろうが、誰がやっても構わない。

大人が勝手な思い込みで、意欲のある若者を自分たちの古い価値観にはめ込んではならないという事だけはハッキリ言えるでしょう。

まとめ

「個」の時代が強まるのは、やはりより若い世代の望みでもあると言える。

事故。トラブルさえ気を付ければ後はひたすら自分の売り上げと時間との闘い。

お金を貯めて自分で起業する、働きながらトライする事だって十分アリ。

そういうのには極めて適職とも言えます。

いくら一流大出た&大企業に勤めるチャンスだからと言っても、本人がやりたくもない事やっても仕方ないからね。