無理に発車する方が危ない!正義感は時に危険を招く

「バスの場合の駆け込み乗車が出来ずクレームが来た」という記事を読みました。

特に後追い記事を書くつもりはなかったのですが、記事を読んでみてワタシは見解が違ったので書こうと思いました。

元バス乗務員としての経験で書きますが、詳しくはサラッと記事を読んで頂けると話が早いのですが、バスの中扉のドアを叩いたのに発車された!

という、怒りのクレームについての内容です。

発車寸前のタイミングでドアを叩かれるのは非常に危険なので、叩くどころか車両の間際に近寄らないで欲しいというのが乗務員からの願いに変わりありません。

一にも二にもそれは危険・巻き込み事故防止の観点からのお願いです。

今回、この記事の一件に関してはワタシは「事情はあれど、乗せておくべき案件」なのでは?と思いました。

確かに、記事に登場する運転士の気持ちも非常に良く分かります。

ドアを叩けば待ってくれる、乗せてくれるので無理めに追いついて叩こうとする事案は最大限これ以上増えて欲しくありません。

それは何よりも危険だからです。

この一件を見る限りは、明らかに車両の中扉(入口)を叩いているとの事なので、叩ける距離に外に人が居る状況で発車するのはとにかく危険です。

むしろ、巻き込み事故などの観点から見てもその距離に人がいるのに動くのは、明らかに事故を誘発する状況に近いと言えます。

それはなぜか?

安全の確保は輸送の生命!無理な発車はとにかく危険

カバンや着衣の一部が車両に引っかかったりすると、巻き込みなどの事故を引き起こす可能性もあります。

あれだけ大きな車体のバスですので万が一にも後輪等で接触しかねない事態にも発展しかねません。

それだけ大型車は死角(見えにくい・見えない部分)が大きくなるので、人が間近にいる状況での発車は最大限控えるべきです。

それが明らかにドアを叩き人が外にいる事が分かり切っているなら、なおの事と言えます。

ドアを叩けばバスは止まるという当たり前を無くしたい、そう思って欲しくない為に発車した運転士の気持ちも非常に理解できますが、安全こそが最優先されるべきです。

安全の確保は輸送の生命

というような、省令に定められるような安全運転規範もある程の鉄則中の鉄則です。

無理な発車は、危険を招くだけで大変危険ですのでマナーを守らせるためだけに、運転士の意地と正義感を通すのはいくらか疑問に感じます。

そうは言っても、定刻前から着車して定刻を過ぎたから発車する、というごく当たり前の行為をしてこのように厳しく咎められるのはなぜだ!

そんな運転士の気持ちも痛いほど理解できます。

まとめ

正しいだけじゃ世の中ダメなんだ。

日常に生き画う事今回の旅客輸送も、臨機応変に判断できるようにならなければならない。

険や無理を圧してまで発車する事はなし!

一事が万事。

バスの一件だけではないですけど、全てのお仕事に共通しているのかもしれません。