お客さんも乗務員も規則や法に守られています

12月に入り本格的に忘年会シーズン突入というところでしょうか。

タクシー業界も、一年で最も忙しくなる繁忙期でもあるので年末年始は特に踏ん張りどころであると言えます。

本題の通り、今回は「乗車拒否は出来ます」というテーマについて。

なぜこのテーマで書こうかと思ったのは、つい先日に朝方出くわした飲み屋さんでの一件があったので、これは勘違いされてる事実と感じました。

朝方の5時過ぎに、とある飲み屋さんから無線配車を受けてのこと。

明らかに女性の泥酔客が乗ろうという所で、自身の足で歩く事は出来ず他者の介抱なしに乗車できるレベルではありませんでした。

当然ながら酩酊しているのでほぼロレツも回らない状況です、例の如く店のボーイ風の男に肩を担がれながら店から出てきました。

その姿を遠目で見えて瞬間「コレはマズイパターンだな」と判断します。

ボーイと店の女性が車両の所まで来ますがその従業員に「お客さんの酩酊状態がきついようでしたら、お店の方一緒にご乗車願い得ませんか?」と聞きます。

さすがに、ここまで酩酊・泥酔状態でタクシーのお客を押し込め、厄介払いしようとしている節が見えるのでそこは断りました。

その旨を伝えたものの「そういうお客さんを乗せるのも仕事ですよね?」と半ギレ気味に返してきました。

ご乗車できない場合もありますよ、と説明していたところ横で泥酔客を支えるボーイが「うるせえ黙れ、早く乗せろ」と言ってきます。

こういうケースは明らかに「乗車拒否が可能」なケースと言えます。

暴言などモラルハラスメントも乗車拒否が可能

お客・お店の従業員からの暴言も今回のケースでしたらモラルハラスメントとして受け取る事が可能ですので、運送の引き受けをお断りする事が可能です。

もちろん、泥酔のお客さんは酩酊し自身の足ではまともに歩けない状況ですので、これもお断りする事が出来る理由となります。

ただし、今回は既に車両に押し込められてしまった点と、かろうじて自宅の住所が言えたのでやむなく運送を受けました。

今回の状況を会社の事務所にて確認を取ったところ、会社に一報を入れてくれればそのような状況であれば、運送をお断りすることは構わない、とのことでした。

一般的に違法な乗車拒否が問題になったのは、近距離のお客さんを断っただとか、行き先を伺って自分の不得意なエリアだから断ったとか、そういうのは明らかにダメな乗車拒否となります。

飲食店関係者にありがちですが、厄介な深酔いしたお客をさっさと追い払いたいがために、無理やりタクシーに押し込もうとするケースは未だに多いです。

かといえ、こちらも時間で商売している立場でもありますので今回のような条件を満たすようなお客様は、やはりトラブル防止の観点からも乗車のお断りはさせて頂きます。

お客だからといって、節度を超えたりモラルの常軌を逸する言動は十分に注意頂きたいです。

また、あまりにその常識から外れるような場合は、こちらにも拒否する権限は有する事を十分にご理解頂きたく思います。

まとめ

乗客も法や規則で守られているのと同様に、乗務員も同じように法や関連規則などで守られている部分があります。

お金を払うからお客様は何をしても許されます、お客様は神様ですという時代ではありません。

乗客も乗務員も双方共々、節度のある行動を十二分に心掛けたいものです。