あと30年は無くならない!?

自分が運転手という職業をずっとやっているから、

というワケではないがあと30年は職業運転手は無くならないと思う。

というのも、AIの進化とコロナ禍が世界中を巻き込み、

ワークスタイルそのものが至る所で根本的に見直された。

そういう背景もあってか、メディア等各紙でも

「将来なくなる職業ランキング」というものが記されていたのを見かける。

どこかの大学教授らのコメントも掲載されているが、

予測とはいえ無責任な記事が出回るのは非常にいい迷惑である。

その時に必ず語られるのは職業運転手

(バス・タクシー・トラックなど)が必ず載る。

予測なのでランキングに載るのはまだしも、

実際にどれくらいで無くなってしまうのか!?を、冷静に分析してみた。

技術よりも法律を整備する難しさ

自動運転だけに関わらず、各所で自動化が進むことで今の職業構図に

どれだけ変化をもたらすか、という大きなタイトルでもあるこの問題。

具体例として自分のいる自動車産業で例とするが、

技術の進歩は比較的早いのではないかと予測する。

トラックの高速道路上での隊列運行(数台連なって)の走行実験も行われた。

先頭のトラックは今まで通り有人で当然ながら人が運転する。

2台目以降のトラックが自動運転で先頭を追従するというもの。

この技術は高速道路のような好条件が整った場面で、

ターミナル間の大量輸送などには非常に適していると言える。

これは完全自動運転化というよりも、

トラック乗務員不足が慢性化する業界を補う措置としての効果の方が先にが得られる。

若者の車・免許取得離れが進み、新しい人材で車を運転できる人がそもそも少ない。

当然ながら、物流業界に人材が入ってこないので乗務員不足は慢性化する。

これはバス・タクシー業界でも同じ問題が起こっている。

近年では、物流業界・ネット通販などの世界的な拡充もあり、

宅配需要が急増しているので、物流業界の隆盛は今後も止まらないだろう。

ターミナル間・個人宅への直接配送される業務もますます忙しくなると見込まれる。

当然ながら宅配・荷積み下ろし作業が入るので、

完全自動化というのは、まだまだ難しいと言える。

そもそも運転手の仕事は突発的にコースが変更なったり、荷待ちの車両の並び方など、

場所によって様々な暗黙ルールがあり分かりづらいことも珍しくない。

それら全て機械が対処するのは相当厳しいと考えられる。

バス・タクシー業界でもお客さんの要望も多々変化することは日常だ。

特にTAXIでは急に車幅一杯の狭い道に入れと指示が来たり、

車いすでのご乗車のお客さんは、人がいなくてどのように対応するか。

夜間などの泥酔客など、到着しても起きない・すんなりお金を頂けないお客様にどう対応するのか。

はたから思われる以上に、運転手という職業は柔軟・多様性が求められる。

運転だけしてればいいと思うのは大間違いである。

とはいえ技術的な問題や、業務上の問題を早い段階で仮にクリアしても

一番大きな問題は法律とその責任の所在だ。

自動運転の車両が事故やトラブルを起こした際の責任はどこにいくのか。

万が一の有事の際に、その車両に乗っていた人間に責任が行くのか。

自動車やAIを設計開発・製造したメーカーに行くのか。

現状のように自分で運転してる訳でもないのに、

機械のエラーで事故になった責任が人間にきたらどうなるか。

多くの人々が危険すぎる&とてもじゃないけど割に合わない!

ということなり、誰も乗りたがらない、乗れないのではないかと想像する。

その機械や車を作った会社に責任を持たせる、

これも割に合わな過ぎて製造側も作らなくなるだろう。

ヘタに責任を押し付けると、新しい技術すら開発されなくなる恐れもある。

ほぼ完璧と言えるレベルの自動車・技術が完成しない限り、

責任の所在問題が落ち着くことはない。

法律を整えるにしても、倫理的な観点も大いに議論される。

技術よりもこちらの整備の方がはるかに複雑で、

人間のその時代の最高峰の許容量や考えが議論され決まる。

そしてそれぞれの国によって考え方なども違ってくるので、

世界レベルとの話になればものすごく差が出てくる話でもある。

特に日本はより慎重な議論や法整備展開が見込まれるので、

他国よりも時間が掛かりやすい状況は予測できる。

それでも自動運転は間違いなく進化する!

技術面・法律面などトータルで考えればまだまだ時間は掛かるだろうが、

技術進歩そのものは止まることはないだろう。

特にアメリカではGoogleを筆頭に

自動化へ積極的に技術開発に投資している会社は少なくない。

どこかしらで実現され、ありとあらゆる分野で世界の構図が大きく変化する。

その中でどれくらいの時間を要するのか

ワタシたちの身の回りの職業編成に大きく影響すると言える。

そういった複雑な事情を考慮すれば、

早くても30年前後ではないかとワタシは予測しますが、

どうなるかは誰にも分からない。

同じ職業運転手で活躍されるみなさんは、

どのように予想されるだろうか?

好きでやってる人もいれば、

仕事と割り切ってやってる方もいる。

ワタシは前者で、

自分がやりたいので好き好んで入った世界である。

ケガで長欠中ではあるものの、

自分の職業について改めて考えてみたが、

お金だけでなく「やりがい面」での含めた仕事の一面は

大いにポテンシャルに関係してくると言える。

好き好んで入った道だからこそ、

現実的な収入面だけにとらわれず

ライフワークとして長く続けていきたいと考えている。

PS

航空産業=空では50年以上も前から自動操縦は行われているが、

未だにパイロットによる操縦がいらない完全自動化には至らず。

それだけ機械の操縦は人の生命を預けることでもあるので、

あっさりと自動化に至りようがない現実がある。

より完璧な技術や法整備が追いつかない限り、

利用する方がとてつもなくリスキーなのである。

その状況下で一体だれが乗るの?

誰が利用するの?という状態になる。

レール(軌道)の上を走る電車などが、同様に完全自動化が進まないのは

同じように人命と複雑な業務上のリスクがあるからだ。

時代と共に世の中は、これからどのように進むだろうか。

戦後の復興を実際に目にしつつ、苦労しながら働いて来た世代は

当時の日本と比較し今の時代をどう見るのか、話しを聞いてみたい。

究極は人間による操作と機械の最大限なサポートでの協調路線にあると思う。