どの業界も基本的に言えることは一緒、辞めていい

7日付の「大学新卒でタクシー乗務員になる時代」

昨日の新入生・新入社員の4月~ツラかったら休め!」

という2つの記事のワードが混ざったのもあるのか、

一定数の反応が頂けたので改めてもう少し深堀してみよう。

この2つの記事をミックスすると早速、

新卒でタクシー乗務員で入社した子が既に辞めたいのか?

とも推測されたが実態は不明。

確かに大量に新卒乗務員を採用となると、

思うように会社説明会で事前に聞いていたような

「運転手から事務や本社の仕事ができる」というようにいかず

何年経っても運転手やってるんだけど…

というような先輩の話しを聞いたりして、

ゲンナリしちゃったなど色んな不安が出てくるころだろうか。

そういう意味では、

本当に運転そのものが好きでないと厳しい職業かもしれない。

とはいえ、あまり運転は好きじゃないけど

やったら意外と稼げてハマってしまったという好事例もあり、

何事もやってみないと結局は分からない。

少なくとも何もしない=チャレンジしないで

自分は何もやりたいことがない!といつまでも嘆くよりも

よっっぽど良い状態だと言える。

行動が出来ているだけでも実はすごいことだと気づこう。

新人でも好き勝手動けるのは大きなメリット

前提としてタクシー乗務員に新卒で入社して

既に辞めたいと思った人向けに書いているが、

基本的にどの業界にも通じることなので読み進めて頂きたい。

具体例としてワタシのいるタクシー業界を例にさせて頂いてる。

ワタシが懸念するところは

運転手(乗務員)から内勤(事務員・本社)に上がれるのは

一体いつくらいからなのだろう?ということ。

今後、毎年数百人単位で新卒の採用となってくると、

これからはカンタンに内勤に入ることは難しいのではないか?

というように、ソコは十分に懸念される。

内勤にも空席が出来ないと移ることは出来ないし、

内勤も営業所や会社によっては泊まり勤務も当然あるし、

乗務員以上に仕事の幅の広さに気づかされる。

経営陣の本音は、タクシー会社の売上を稼いでくるのは

あくまで現場の乗務員であるということ。すなわち、乗務員の

数が多ければ多いほど、タクシーの稼働も上がるので好ましい。

内勤・本社などの社員はあくまで固定経費という考え方をする。

乗務員の給料は、個々の売上とその歩合で決まるので極端に

会社の財政を乗務員の人件費が圧迫させる仕組みではないのだ。

この給料システムが他の業界と違い肝であると言える。

内勤をやるには運行管理者の資格も取らなきゃいけないし、

事故トラブルの処理、勤務表・配車表の作成など

内勤は縁の下の力持ちなので、運転手以上に活躍の場は広大だ。

この記事を見るということは、もしかすると既に

「そもそも運転手なんかになるんじゃなかった」

「コロナ禍で本当にお客さん思うように乗せられない」

「道が全く覚えられないし、どこにお客さんいるのかも分からんし、無駄に怒鳴られてイヤになる」

「隔日勤務で一日が長すぎる(約20時間勤務)、明けの日もボーっとして休みどこの話しじゃなく疲れて、とてもじゃないけど何も出来んわ、話しが違う!」

このように感じたかもしれない、あくまで代表的なよく聞く声をまとめた。

確かに上記の声は全くその通りではあるのだが、

人は一つのことに疑問や嫌気がさすと、

ひたすら悪いとこ探しをしてしまう特性がある。

この状況になると、おそろしく不満が噴出するので行きつくとこ

「親や周りが言うように新卒で運転手になるんじゃなかった、内勤どこの話しじゃないわ」

と、なってしまう。そこで同業者であるワタシ目線ながら、

こういう考え方も出来ることも知ってもらいたい。

お客さんが乗せられない→これに関しては、

東京大手の日本交通・国際自動車さんあたりだと

自分の会社独自の無線の助けや、

配車アプリの恩恵が非常にあるので流す場所を間違えなければ、

お客さんが乗せられないことは「ほぼ無い」と推測される。

特に前者日本交通さんは稼働数も多いが配車件数もダントツ

業界首位で二位の東京無線を

月間で30万件以上の差で引き離している。

ある程度の都心部や、

世田谷・目黒・杉並など住宅地郊外を流しているだけでも

勝手に無線が飛び込んでくると思われる。

少なくとも新卒者には優先配車される権利があるようなので、

積極的に無線活用すれば売り上げに困ることはないハズだ。

道が分からなくて、迷ってしまいなかなか目的地に着けず、

お客さんにひどく怒られたり座席を蹴っ飛ばされたりして

怖い目にあってトラウマです、という声も聞く。

ワタシも経験ありますが(笑、

確かに右も左も社会のことが分からないのに、

いきなり赤の他人にそんなことされようもんなら、

そりゃ誰だってビビります。

自信が無いときや分からない時はハッキリと

新人であることを伝え

「ナビなり地図アプリで対応させて下さい」

と断ってしまおう、とにかく先手必勝だ。

慣れてるお客さんは、

東京のタクシー運転手は

道を知らないやつが多いと分かっているので

「じゃあナビで行っちゃって、とりあえず着けばいいから」

くらいのお客さんも多数いらっしゃる。

急いでいる方や、道を知らない人の車には乗りたくない!

と思う方も当然いるので、

そういう方には他の車に乗って頂くのも一つの手。

間違っても「じゃあ他の車探してください」とかは、

すぐ苦情になるので自分からは極力言わないように(笑。

ヤバそうなお客さんなら、その「ほかの車に…」という空気を

仕向けることで回避も出来るが(笑、いきなりは難しいだろう。

「地理不案内ですけど、それでもよろしいですか?」くらいな、

自信の無い時は下手(したて)に出て様子を伺うと、

後でガッツリお客さんに怒られなくて済む。

いわば、予防線を張ると思ってもらうと分かりやすい。

新人で地理不安な時は積極的にお客さんを探してやろうと思わず

まずは大まかに道や方角を覚えるくらいの気概で乗務しよう。

一番は事故やトラブルなく無事に帰庫すること。

仕事や地理に慣れてきたら、

徐々に売上や仕事の効率化を気にしていけば良いだけなので、

数字は気にしないこと。

他業界に比べたら、

新卒乗務員といえど給料保証が30万~40万

約一年間は保証される中・大手の会社が多いので

それなりにお給料は貰えるはずだ。

保証期間のうちは細かいこと気にせずに道を覚えつつ、

自分の身体に無理のないような仕事スタイルを掴もう。

それでもタクシーつらいよな、分かる。

隔日勤務のタクシー乗務は本当にマラソンみたいなもので、

休憩など力を抜くとこでしっかり抜かないと、

一日持たないのと集中力が散漫になって運転が危なくなるから、

しっかり休憩時間は食って寝て休もう。

休む時にはしっかり休むのはどの業界の人にも言えるので

オンとオフは明確にしたい。これは新人ベテラン関係なく。

ある程度ベテランになるほど、

どんな業界でも売上を追ったり成果をより求められるので、

頑張らざるを得なくなる現実はある。

身体が全てであり資本なので無理は全く効かないし

効いたとしても晩年にその痛みなり身体の変化が

悪い意味で起こりえるので、くれぐれも頑張りすぎない。

自分なりに力を抜いて休んでも身体がいうこときかない、

精神的に仕事に行きたくないと強く感じるなら、

昨日の記事の通り休んで構わないし、

辞めたって(退職)したって構わない。

これはあくまでタクシー乗務員に言える事だけど、

新卒で運転手やったけど、どうしても当初と話違うし

自分に合わなくて退職した先輩も少なくない。

他の仕事に就いて、そっちの方が合うこともあれば、

タクシー運転手って社内の人間関係ないし、

好き勝手に休め、上司や先輩の顔色をうかがいながら

仕事しなくて良いのと、他の仕事することで思ったより

運転手って給料貰えてたんだなと気づくこともあるだろう。

他の業界を見ることで

実は「悪くなかったんだな」って思うことって多々あるので、

その時になって「また運転手やってもいいかな」と思えれば

再チャレンジしてみても良い。

出入りの門戸が限りなく広いのがこの仕事の良いトコだ。

運転がよっぽど嫌いじゃなきゃ、

コロナ禍といえど悪くないと思うよー、

会社選びだけしっかりすれば良いだけ。

これもどの業界にも言えるが「戦う前の情報収集」はホント大事ね。

休んだらまた起きあがりゃいい

タクシー会社に新卒・乗務員で入って

早速辞めたいなーと思ってる子は結構いると思うけど、

(決めつけるなって言われそうだけど…)

くれぐれも無理して続けないことも大切だ。

思い悩み不安を抱えながら運転すると、

本当に注意力散漫になり危険だからそういう時は

一度ハンドルから離れよう。

他の業界の新人さんにも通じるが、

どうしても強い不安を感じツラくて仕方ない時は、

構わず自分のデスクから中座しますべ。

周りの人のこと考えるのも大事だけど、

自分の身体と自分の将来の方がよほど大事。

無理して身体壊しても誰も責任取ってくれないし、

治すことは他人がとても出来る事じゃないし、

回復させるのも間違いなく自分の仕事だから。

だからこそ、心の声を無視しちゃいけないということ。

堪えたから報われる時代ではないので、

自分の体調を最優先してください。

心の風邪と簡単に割り切れるほど甘い話しじゃない。

心の風邪は、簡単には治らないから。

本格的に風邪をひいてしまう前に、

日ごろから心身ケアしてあげようねって話しなのだ。

何度も言うけどすぐ仕事を辞めたからって

何ら恥じることもないし、負い目に感じることもない。

むしろ、チャレンジして行動して

「自分にはダメだった、合わなかった」と

肌で感じられた経験出来たことを褒めてあげよう。

何もしなければそれすらも経験出来なかったし

非常に濃厚で得難い人生経験には違いない。

成功体験だけが人生ではないのだ。

報われなかった経験も同じくらいの価値があることに気づこう。

良いか悪いかなんて、

人間(自分や周囲)が勝手に決めつけてるだけのお話よ。

PS~悩む新卒タクシー乗務員さんへ

どうしても合わない・身に危険を感じたら

無理せず辞めたって構わない。

運転手だけじゃないけど、

考えようによっては非常に良い仕事だったなーって

他の業界で仕事して気づきも得られることは多々ある。

タクシー乗務は自分流に仕事できるスタイルをいくらでも

身につけられる仕事なので、

ある意味でほぼ自営業者と言っても良いかもしれない。

会社の車を借りてその車で売上こなしてそれが給料になるから。

自分スタイルを作れば気負わず気楽に出来る仕事なので、

そう思えたらまた戻ってきなさい。

タクシー業界はいつでも「おかえり、よく戻って来たな!」

待っててくれますから。

もちろん、未経験で他業種からの方も

「ようそこ~welcome!」な世界に違いありません。