感情コントロール術に感想を問われると、まず真っ先に思い浮かべるのは病気そのものと戦おうとしないということだ。

私たちは何かと身体や心を病んでしまうと、どうしても元の状態に完ぺきに戻そうと焦って、今の状態が受け入れられる抗ってしまう。

この戦おうとする姿勢こそ、何よりも病気の回復を遠ざける一番の要因である事だと真っ先に教えてくれたのは「感情コントロール術」でした。

病気になるには何かしらの原因が身体に起こりなるわけだが、自分が今の状態を受け入れる事で心や身体は余計なストレスと戦わずに済む。

つまり、頑張れば頑張ろうとするほど身体や心は疲弊してしまいより辛く回復すら遅らせてしまうことを我々は真っ先に承知しておくべきだと痛感した。

同時に自分を診てくれる主治医を心より信頼するということも改めて学びになりました。

先述のように現状から抗わないという意味では、まず自分を診てくれた主治医の見解を素直に聞き入れることも、現状や病気に対して抗わないこと、受け入れることにも通じます。

そして何よりも主治医と患者の信頼関係なくして、良好な治療や今後の良いプランも出てくることはないでしょう。

双方の信頼の土台があるからこそ、医師も「何とか今よりも良い治療法はないか?」と思案してくれることもあるでしょう。

患者自身の信頼による心の面でのプラス効果も発揮されるかもしれません。クスリのプラセボ効果と同様に人間関係にもそれは通じるのではないでしょうか。

自分自身の現状を受け入れ、思考を中立にする。プラスの面とマイナスの面双方を自身でも本などで知識を学びその上で、

医師に質問したり治療に臨む、その姿勢も信頼関係を築く上でもプラスになるのではないでしょうか。

自分の心も安定すれば、身体の細胞レベルでも病気に抗うことなく自然と治癒へ向かう。

そして脳から分泌されるセロトニンや人と信頼・繋がることでオキシトシンも分泌され、心身に癒しの効果を与えることも本署での重要な学びです。

病気を受け入れ切れる前の初期は、今の現状に強いショックを受け明るい気持ちにはとてもなれないかもしれない。

それでもちょっとづつ受け入れて出来るなら明るく楽しく過ごそうというスタイルも改めて考えさせられました。

特に「笑い」が良いというのは目から鱗な内容でした。笑うことで心も温かくなり、脳科学の話でも身体にプラス効果があると証明されているというのは非常に興味深い。

こちらも心からの癒しの効果を発揮するきっかけになっているのではないかと思いました。

ポジティブに物事を受け入れられることで、些細な日常からでも笑顔や笑いは生まれるケースは多々あります。

全ては自分の物事のとらえ方なのだなという気づきも大きな学びとなりました。

そしてありがちなのは、私たちは「早く治そうと焦ってしまう」ことが多々あります。

家族や会社に迷惑をかけることが出来ない、仕事もどんどん遅れちゃうから早く治さねば!

この思いがかえって病気の回復を遅らせていることに気づかされました。

いかに私たちが何気なく思っていたり、やってしまっていたことが身体にとってかえってマイナスなことだったかを終盤の章で学びます。

病気は焦れば焦るほど回復具合も悪くなるし、身体の回復というのは私たちが思っているよりもよっぽど「ゆっくり・のんびり」と確実に回復していくもの、ということをよく知るべきでした。

気持ちで遅れに追いつこうとするのではなく、身体が自然と出すOKサインをゆっくり気長に待つべきなのだなと強く感じます。


ゆっくり待つ姿勢こそが、回復を確実にしてくれる大切な過程だと認識する事ができる。

何よりも家族や主治医、周囲の仲間に「感謝」することが一番大切だなという気づきです。

身近な存在であればあるほど、感謝をないがしろにしてしまいがちですが、身近な人にほど日ごろから感謝することを思い出させてくれました。

感謝の気持ちや心情が脳にもプラスに作用するのでしょうし、そのようなリズムを身体が作り出してくれる。

これはすぐにでも実践できることなので、即時行動に移すようにしています。些細な事にでも「ありがとう」その一言を忘れずに日常を過ごしていきたいと思います。

完ぺきに治そうとせず、良い面と悪い面を踏まえて心は中立に。


今日よりも明日、明日よりも明後日、また少し悪くなる過程があったとしても、また次の日から徐々にプラスになれば!

病気は確実に治ると樺沢先生のお話の多いに学ぶ事ができました。

素直に主治医の話しを聞き、自分のやれることから少しづつ実践して、確実に回復させる。

家族だけでなく本人も無理に治そうとせず「あえて何もしない」姿勢こそが、身体にとってとても有益なことであり、大いなる本書での学びとなりました。

柳の木のごとく、しなやかに受け入れ、流しきる。


そのような生き方こそ、病気や心をコントロールできるのだなと思いました。